1ターン目 私が二番だ!


デュエルアカデミアの実技試験会場に到着、電車の事故もなくスムーズに着いた少女はゴソゴソと荷物から受験票を確認した。

筆記試験の順位が受験番号とは少し皮肉な気もするがそれが実力重視なこのカードゲーム界なのだと納得しつつ受付をしに走る。

受付「えと受験番号と名前をお願いします。」

マキナ「はい、二番の東雲マキナです。」

黒の髪に黒い瞳の彼女の名前である。



マキナ「…でダイレクトアタック!!」


試験官のデッキは試験用だったので特に苦戦もなく終了。


マキナ「ふ〜、合格だな。」

マキナが観客席に戻ろうと歩いていると声をかけるものがいた。

クリスティア「おめでとうマスター!!これで晴れてデュエルアカデミアの生徒だね!」

ミティロカ「マスターおめでとうございます、デュエリストの道をまた一歩進められたこと嬉しく思います。」


二人はマキナの精霊の見習い天使クリスティア、そして見習い悪魔ミティロカである、二人は性格属性種族が正反対にも関わらす対のカードの影響かうまがあう、マキナな二人の祝辞に笑顔で答える、しかし精霊は普通の人には見えないので直接話すと電波っぽくなるので脳内会話である。


マキナ『ありがとう二人とも…でもこれからだ、アカデミアにはもっと強いデュエリストが多くいる、私は試してみたい自分が何処まで通じるのか。』


カードの精霊が生まれつき見える特異な才能、会話も出来てすぐに友達になった、そしてこの精霊たちと大切な沢山のカードで一緒に戦えていけたらどんなに素敵だろうか…マキナは共に思いを分かち合いたい故にこの道を選んだのである。

マキナが観客席についた時見慣れた人物が目に入る。

マキナ「あれはたしか…一位の三沢大地。」

マキナは二番、三沢は一番である。
成績でいささか負けてしまったが別に悔しいというかなんというか、挨拶くらいしておこうと思い声をかけようとするが聞き捨てならない発言を耳にした。



三沢「なんで俺が二番なんだ?」

?「だって俺が一番だから!でお前は二番!」

マキナ「…盛り上がっている所悪いが私が二番だ。」

?「えっ?」

いきなりの介入者に視線を上げる三沢と二人の少年、そうマキナはこんな感じにこの遊城十代たちと関わることになるのであった。



≪あとがき≫
実際2番ダレだったんですかね?(笑)