2ターン目 出会い・・そして今日からアカデミアが我が家。
マキナは感動していた…または驚愕したのかも知れないあの目の前の少年はあの実技最高責任者の人物にうち勝ち尚且つ楽しそうに…
本当に楽しそうに始終デュエルをするものだから、その笑顔の中に彼女は太陽のような輝きを見た気がした…
十代「でさでさっ!」
マキナ「!!」
マキナは考え込んでいてデュエルから戻ってきた十代に全く気づかなかったので虚をつかれた…
十代「お前の名前まだ聞いてなかったからさ!俺は遊城十代!」
マキナ「…私は東雲マキナだ。」
十代「そっか宜しくなマキナ。そうそうさっきの話の続きなんだけどさ、お前が二番ってどういうことだ?」
マキナ「……」
マキナがそのままの意味だて言おうとしたら横から口を出す人物がいた。
翔「十代君…だからそのままの意味だよ、あっ僕は丸藤翔、宜しくねマキナちゃん。」
翔はマキナに自己紹介を挟みながら十代に説明を始めた。
翔「だから筆記の一位が三沢君で二位がマキナちゃんってこと…」
十代「ふ〜んそっか、じゃあ三沢と二位が被っちまうなわりぃわりぃ。」
十代はマキナに謝るなりなにか考え出して言い放った。
十代「俺が一番だからマキナは二番で三沢は四捨五入で切り捨てな!」
三沢「おいーっ!!」
まさかこれが後々のデジャブになるとは誰も思わなかったのであった。
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マキナ「十代…もう二番とかはいいや…三沢が二番で私が三番とかでも構わないからさ…」
三沢が不憫すぎたマキナは側で悲しそうにしている白ラン三沢を見ながら言う。
十代「そっか?じゃあマキナには悪いから三沢とマキナは二番同着な、これなら問題ないよな!」
十代は名案でも思いついたかのように目をキラキラさせた。
マキナ「あっああ…、それでいい。」
なんとか三沢の面子は保たれた。
そして受験会場をあとにした一行はヘリに乗り込みデュエルアカデミアに向かうのであった…
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十代「うわ〜すげ〜!」
翔「あれがデュエルアカデミア…」
ヘリに揺られることうん十分孤島にはまるで一つの街のような立派な建物が見えてきた。
マキナ「ここが…」
そうここで始まるのだ長い長い信じられないこと満載の学園生活が…
マキナはそれを見ながら左にしてある自分のブレスレットを軽く握った、そこに填められた紅い石の玉から僅かな光が溢れ出すのを感じながら…
鮫島校長から話も終わり自主解散となった訳で、これからがワクワクなのにマキナはどこか沈んでいた。
マキナ「…まさかこれほどとは…」
クリスティア「大丈夫だよマスター!全然平気平気!」
ミティロカ「自信をお持ちください…慣れてしまえばどうってことありません。」
マキナ『有難う二人とも…だよな大丈夫だよな慣れればこっちのものだよな…』
マキナはあまりにも露出が激しい気がする自分の着るオベリスクブルー女子制服見た。
有り得ないくらい短すぎるミニなスカート、袖が皆無な上着…確かにかわいい制服だがマキナにはいささか恥ずかしい恰好であった。
彼女はどちらかというとブルー男子制服のようなロングコートなどの服が好みで布が少ない服は苦手であった、打開策としてはやはり中学同様に下はスパッツ、上には脇が見えないように二の腕まであるピッタリした素材のインナーで補うか…とぶつぶつ考えながら中庭に出たらマキナに気づいただろう十代と翔が声を掛けてきて、側にはやはり三沢がいた。
十代「おっ、マキナ〜!!」
見ると三人は赤い制服と黄色の制服に身を包んでいた。
マキナ「んっなんだ十代?」
十代「さっき三沢が言ってたんだけどクラスは制服の色で決まってんだってさ、お前の制服が青ってことはオベリスクブルーってことだよな!」
マキナ「あぁそうなるな、しかし寮はブルー寮より少し離れたブルー女子寮だ。」
十代「そっかじゃあ離れちまうんだな〜、俺たちこれからレッド寮を見てくるからそれが終わったらここで待ち合わせして色々見てまわろーぜ!」
マキナ「そうだな…これからお世話になる場所だし楽しそうだ…じゃあ詳しい連絡はこのPDAで。」
十代「それじゃあまた後でな!翔行こーぜ!」
翔「あっ待ってよ十代く〜ん…」
十代は言いたいことを言うなりそのまま駆けていった。
三沢「ははは、まるで嵐みたいな奴だな…」
マキナ「そうだな、ところで三沢は見学は一緒に行くのか?」
三沢「いや俺にも一応やることが色々あってね。」
マキナ「あっ…」
話に夢中ですっかり忘れていたが三沢のおかげでマキナは一刻も早く着替えなければいけないことを思い出した。
三沢「マキナ君?」
マキナ「ちょっと急用を思い出した、じゃあ三沢またっ!」
慌てて走り出すマキナを見ながら、やれやれと肩をすくめた三沢もまた自分の寮へと足を進めるのだった。
≪あとがき≫
実際の2ターン目と3ターン目を合併させました・・だからタイトルも合併!
うわっ・・おまe・・何をするぅぅぅぅ・・・〜(ry